院内勉強会

サプリメントとアンチアイジング(2)

2014年10月25日

■コエンザイムQ10

活性酸素による生体脂質の傷害が主要なエイジングの原因の一つと考えられている。そこで活性酸素を消去する抗酸化物質に注目が集まっている。
われわれは生きていくためのエネルギーとしてATPを利用している。ATPは主として細胞内のミトコンドリアとよばれる小器官で合成されている。

CoQ10はこのATP合成に不可欠な補酵素として1957年にアメリカのCraneらによって発見されたオレンジ色の物質である。CoQ10は酸化型と還元型があるが、生体内では主として還元型として存在している。
還元型CoQ10には抗酸化作用があるが、酸化型にはない。CoQ10は生合性されるのでビタミンではない。
生合成過程はコレステロールのそれと同じである。

細胞内のCoQ10は加齢とともに減少する。
例えば、心臓では20歳代にピークとなり、40歳代で30%、80歳代で50%失われる。
アンチエイジングの観点からCoQ10を補給することが望ましい。
また、Shultsらはパーキンソン病初期の病状悪化をCoQ10投与により遅らせることができると報告しているが、最も重要なことは1日1,200mgという大量投与にもかかわらず副作用が認められなっかたことである。
CoQ10は考えられる最高の安全性をもつサプリメントといえよう。

北山歯科クリニック 院長 北山高之

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